本日、泉公会堂にて、危機管理アドバイザー 山村武彦氏の講演会がありました。
これは、泉区制30周年記念の防災講演会で、実戦に即した防災についての
大変素晴らしい講演でした。
テレビやラジオでもよくみかける山村さんは、プロジェクターを駆使し、
大変わかりやすく防災意識を高めることの大切さを教えてくださいました。
13日(日)に行われた、自治会町内会の研修会でも同じ気持ちを持ったのですが、
やはり、山村さんも、いざ大規模災害が発生すると「誰も助けてはくれない」と
強調され、まずは、「自分が生き残る」ということを教えてくれました。
自分が生き残らなければ、他人は守れない。今おきるかもしれない危機に対し、
明日からでいいや、とか、いつかやろう…では、全く意味がないとのこと。
東日本大震災の現場で、取材されたときに、東北の方々は、
「必ず地震は来ると
思っていました。けれども、それが今日だとは思いませんでした…」と。
13日の研修会でも、仙台の町内会の方々がおっしゃっていたのは、
「3日分では
足りない。最低1週間分は備蓄せよ。」とのこと。山村さんも全く同じことを
おっしゃっていました。
防災訓練は毎年やっていますが、山村さんの話を伺い、「全然実戦に即していない」
ことを実感しました。 みんな、なあなあでやっているし、「言われたから来ました」
といった程度の意識ですよね…。私もそうだった…。
これからは、もっとリアルに、想像力をめいっぱい使って、
「マジで大震災が起きたら、どーなるのか?!」を真剣に考えたい。
そうなれば、今備蓄しているものでは全然足りないし、そもそも、自治会の備蓄だけで
全ての住民の食料や水をまなかうのは無理。 では、どうやって危機を乗り越えるのか?
仙台の町内会の会長さんは、近隣を駆けずり回って、交渉を繰り返し、
ガソリンや食料を確保してきたそうです…。
一体全体、私にそこまでできるのか…。
考えれば考えるほど不安だ… (T△T)
山村さんが言っていました。
「今日、この講演会に来た人は良いです。防災意識の高い人たちだ。
問題はここに来なかった人たち。
その人たちの防災意識をどうやって高めていくか。」
大きなヒントをもらった気がします…
自治会の役員だけで全部カバーするのは土台無理。
日ごろから、住民一人ひとりが、「誰かが助けてくれるだろう」、
「誰かがなんとかしてくれるだろう」という、受け身的な意識を払拭し、
「自分の命は自分で守る」という、防災意識を確立させる!
そのために、何度でも話をし、理解を広げていかなければなるまい…
あ〜あ、山村さんみたいな住民がいればいいのになぁ〜
(飯尾和樹さんのように)